茨城県北クリエイティブプロジェクト

美しい里『里美』をお酒のラベルで表現。200年の歴史をもつ、井坂酒造のクリエイティブパートナーを募集。

クリエイターやクリエイティブ企業のみなさんに、具体的なクリエイティブ案件を通じて、茨城県北地域に関わるきっかけとなる情報をお届けする『きっかけワーク』の記事。今回は、カメラマンやグラフィックデザイナー、そして日本酒好きのクリエイターに、ぜひご覧いただきたい内容になっています。


常陸太田市の里美地区は、東西の山地に挟まれた水源豊かな土地。昔より、ここに暮らす人々は豊かな水の恩恵を受け、暮らしを営んできました。そんな里美地区で、江戸時代より200年つづく酒蔵があります。

それが、井坂酒造です。

風情のある門構えをくぐり敷地内に入ると、今も使われる120年前の土蔵や年季の入った煙突が見え、この酒蔵が歩んできた歴史を感じます。しかし、比較的小さな敷地と過度に近代化されていない雰囲気から、歴史的な権威よりもむしろ、豊かな自然と共にある酒造り、日々の営みの積み重ねを伺い知ることができます。

そんな井坂酒造の酒造りを次代に継承していくために、奮闘している人がいます。それが、井坂統幸(むねゆき)さんです。勤めていた東京の企業を辞め、約三年前に実家に戻ってきました。現在は、社長であり杜氏でもある、お父様より酒造りを学んでいます。

▼井坂統幸さん

統幸さんは昨年、自身の仕込みによるお酒を完成させました。それが『にばんぼし』というお酒です。

「夕方、あたりが暗くなってきて一番はじめに光り輝く星を見つける。それがいちばんぼし。でも、その後に出てくる“にばんぼし”を探してみる。そんな心の余裕や時間の余白を楽しんでもらいたい。そんな時、傍にあるお酒であれば良いなと思っています」

宇宙や星が好きで、小さい頃からぼんやり星を眺めるのが好きだったという統幸さん。東京に勤めている時、星の見えない夜空を眺めては、故郷である里美の星空に想いを馳せていたそうです。

「いつかお酒造りの世界で“いちばんぼし”になりたい。でも今は“にばんぼし”そんな意味も込めています」

と、少し熱っぽく言う統幸さんは、ふるさとである里美を愛し、宇宙や星に想いを馳せ、まっすぐに酒造りをしています。

統幸さんには、考えていることがあるそうです。

「うちの酒造りは、水はもちろん里美の水を引いて使っていますが、酒米は生産の都合上、長野から取り寄せているんです。でも将来的には、里美の酒米を使って、すべて里美の原材料でお酒を造ってみたいと思っています。現実的には難しい側面もあるのですが、呑んだら里美の魅力を味わえるようなお酒を造るのが夢なんです」

もともと、酒造りはその土地の原材料を使って造られるのが当たり前でした。しかし現代では、商品であるお酒と、それが造られた土地や場所が分離しているのが実状です。コストに見合ったお酒造りをするには、それはある意味で仕方のないことなのでしょう。ですが、統幸さんは、美しい里と書く里美の風土とお酒を、もう一度、ひとつにしようと考えているのです。

 

そこで、今回のきっかけワークが生まれました。

統幸さんが仕込んだお酒『にばんぼし』のラベルを、クリエイターの手によって、里美の風土が感じられるものにして、まずはラベルから、統幸さんの夢である『里美を味わうことのできるお酒』を始めてみようという内容です。

例えば、カメラマンが里美の風景、情景を切り取り、それがラベルになるのも良いし、イラストレーターによって表現されるのも良さそうです。クリエイターにとって、自分の写真やイラスト、ないしはデザインが、歴史と想いを持って造られたお酒のラベルになるという、又とない機会になりそうです。

▼今年から新しいデザインを採用した、井坂酒造の主銘柄「日乃出鶴」

ただ、今回の場合、一般的な写真やイラスト、デザインの発注に対して報酬を受け取る形ではありません。井坂酒造を訪れ、その酒造りのファンになっていただくのは前提としてありながらも、デザインしたラベルのお酒を自身のコミュニティにおいて広めることができるクリエイターをパートナーとして求めています。が、とにもかくにも、まずは一度、訪れてみてください。里美も井坂酒造も、とても良い場所です。

※酒蔵見学の際は、必ず事前に連絡を入れてください。

井坂酒造のホームページはこちら

茨城県北でクリエイティブを活かす”きっかけワーク”Vol.11

【内容】200年の歴史をもつ、井坂酒造のクリエイティブパートナーとしてラベルのデザインを制作

【事業地域】常陸太田市里美地区

【報酬】デザインしたお酒の販売数に応じて(要相談)

【募集期間】2019年8月31日まで

【注意事項】※必ず事前にお読みください

今回の場合、一般的な写真やイラスト、デザインの発注に対して報酬を受け取る形ではありません。井坂酒造を訪れ、その酒造りのファンになっていただくのは前提としてありながらも、デザインしたラベルのお酒を自身のコミュニティにおいて広めることができるクリエイターをパートナーとして求めています。また、打ち合わせ時に必要な交通費等の支給はありませんので、予めご了承ください。

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