個人輸入で薬を買う前に知っておきたい基本と注意点

薬を安く手に入れたいとき、個人輸入を考える人が増えてます。でも、安さだけに飛びつくとトラブルに巻き込まれやすいんです。ここでは、実際にやってみたときの流れと、失敗しないためのチェックポイントをシンプルにまとめました。

個人輸入の基本フロー

まずは「何を」輸入したいか決めます。医師の処方が必要な薬は、国内のオンライン診療で処方箋を取得し、PDF化して保存しておくと便利です。次に、信頼できる海外の通販サイトか、個人輸入代行業者を選びます。サイトの評価やレビューは必ず確認し、販売元が正式な製薬会社かどうか確かめましょう。

注文が決まったら、支払いと同時に「医薬品輸入許可証（個人輸入許可証）」が必要かチェックします。日本では、一定量以下の個人使用目的なら許可証が不要なケースが多いですが、成分によっては申告が必要です。届いたら、包装を破らずに内容と添付文書を比較し、偽薬かどうかを見極めます。

危険を回避するチェックポイント

偽薬の見分け方は意外と簡単。包装のロゴがぼやけていたり、文字が不自然に英語と日本語が混ざっていたりしたら要注意です。また、価格が極端に安いときは、品質が犠牲になっている可能性が高いです。実際、あるユーザーは、5倍安いと聞いて購入したら、全く効かないだけでなく副作用まで出たと報告しています。

税関で引っかかるケースも覚えておきましょう。薬の成分が麻薬指定や規制対象になると、没収や罰金の対象になります。輸入前に厚生労働省の医薬品リストを確認し、禁止成分が入っていないか必ずチェックしてください。

最後に、万が一トラブルが起きたときの対応です。購入したサイトのカスタマーサポートに連絡し、返金や返品の手続きを確認します。さらに、消費者センターや薬事監視機関に相談すれば、被害拡大を防げることがあります。

個人輸入は上手に活用すればコストダウンにつながりますが、リスク管理が欠かせません。上記のポイントを押さえて、安心・安全に薬を手に入れましょう。