オンライン診療で処方された薬を安全に手に入れる方法

テレビやスマホで診察が受けられる時代、薬もネットで届くって本当に便利ですよね。でも、ネット薬局での購入はリスクもあるんです。ここでは、オンライン診療から処方を受け、安心して薬を手に入れるまでの流れをステップごとにまとめました。

オンライン診療の流れと必要書類

まずは、信頼できる医療機関のオンライン診療を予約します。ビデオ通話で症状を伝えるだけで、医師が必要と判断すれば電子処方箋（e‑prescription）を発行。発行された処方箋は、患者側のスマホやメールにPDFで届くか、専用アプリで管理できます。

医師が処方箋を出すときに必要なのは、本人確認書類（運転免許証やマイナンバーカード）と、過去の薬歴やアレルギー情報です。診療時にこれらをアップロードすれば、紙の処方箋と同等の効力があります。

安全なオンライン薬局の選び方

次は、処方箋を受け取ったら正規のオンライン薬局を探しましょう。日本では、薬局が厚生労働省に登録した「薬局等情報提供システム（CPMS）」に掲載されているかどうかが第一のチェックポイント。CPMSに登録されていないサイトは、偽造薬や品質が保証されていないリスクが高いです。

選び方のポイントは簡単です。①サイトに運営薬局の所在地と管理者情報が明記されているか、②薬剤師が常駐しているか、③支払いはクレジットカードや銀行振込など安全な方法が選べるか、④プライバシーポリシーがしっかり書かれているか、の四つです。

実際に利用者が多いのは、先ほどのチェックをクリアした「エムスリーファーマ」や「薬局ナビ」系のサービスです。これらは、処方箋をアップロードすると自動で薬局に送信し、宅配で届けてくれます。

価格が気になる方は、同じ薬でも薬局ごとに価格が変わります。複数の薬局で見積もりを取ると、5〜10％安くなることも。特にジェネリック医薬品は、ブランド薬より格段に安いので、処方箋にジェネリックが許可されているか確認しましょう。

最後に、届いた薬は必ず包装と添付文書をチェック。破損や賞味期限切れ、薬剤師からの注意書きが無いか確認して、問題があればすぐに薬局へ連絡してください。万が一、偽造薬の疑いがある場合は厚生労働省の相談窓口に報告すると安心です。

まとめると、オンライン診療 → 電子処方箋取得 → CPMS登録薬局選択 → 安全な支払いと配送、の順番で進めれば、リスクを最小限に抑えて薬を手に入れられます。実際に「パロキセチン」や「カルバマゼピン」など精神・神経系の薬をオンラインで購入した例でも、正規サイトを選べば問題なく受け取れたと報告されています。ぜひこの手順を覚えて、次回の診療からスマートに活用してください。