胸痛の受診目安をシンプルに解説
胸がズキズキしたり、締め付けられるように痛むと、まずは「大丈夫かな?」と心配になりますよね。ここでは、胸痛の種類と危険サインを分かりやすくまとめて、いつ医者に行くべきかの目安を示します。自分の症状と照らし合わせて、迷わず判断できるようにしましょう。
急な胸痛はすぐ受診が必要
以下のどれかに当てはまる場合は、すぐに救急車を呼ぶか、近くの病院に直行してください。
- 痛みが10分以上続く、または突然強くなる
- 痛みが左腕、顎、背中、喉へ広がる
- 息切れ、冷や汗、吐き気、めまいが同時に起きる
- 胸の圧迫感が強く、呼吸がしにくい
これらは心筋梗塞や大動脈解離といった命に関わる可能性がある症状です。時間が命ですから、ためらわずに受診しましょう。
軽い胸痛の見分け方と受診タイミング
急を要さない胸痛でも、放っておくと後で大事になることがあります。次のポイントをチェックして、受診の目安を決めてください。
- 痛みが数分で消える、または数時間続く程度
- 痛みが胸の中央よりも左右どちらか、または胸壁に近い場所で起きる
- 痛みが食事や姿勢の変化で変わる(例:食後に痛む=胃酸逆流)
- 呼吸や体を動かすと痛みが増す(例:肋間筋の炎症)
これらの症状は、胃食道逆流症、肋間神経痛、筋肉のこりなどが原因であることが多いです。症状が1~2日続くか、生活に支障が出る場合は、内科や循環器科を受診してください。痛みが軽く、数日で自然に消えるならまずは安静と水分補給で様子を見るのが無難です。
最後に、胸痛が起きたときは自分の体のサインに注意を払うことが大切です。急な激しい痛みは即対応、軽い違和感は様子を見つつも数日で改善しなければ医師に相談しましょう。自分で判断できる目安を持っておくと、無駄な不安を減らしつつ、必要なときに適切な受診ができます。
- 三浦 梨沙
- 8月, 24 2025
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