Digoxin（ジゴキシン）って何？基本から安全な使い方まで

ジゴキシンは、心臓の働きを助ける薬としてよく知られています。主に心不全や心房細動と呼ばれる不整脈の治療に使われます。血液中のカルシウム濃度を調整して、心筋の収縮力を高める仕組みです。医師が処方したら、決められたタイミングと量を守ることが大事です。

基本的な服用方法と注意点

ジゴキシンは通常、1日1回の服用が基本です。食事の有無は特に関係ありませんが、飲み忘れたときはすぐに医師に相談してください。血中濃度が高すぎると吐き気やめまい、視覚異常が出ることがあります。特に腎機能が低下している人は濃度が上がりやすいので、定期的な血液検査が必須です。

よくある副作用と対処法

最も多い副作用は胃腸系の症状です。食欲不振や嘔吐、下痢が出たら、食事を少量ずつに分けてみてください。心拍が遅くなる（徐脈）こともありますが、めまいや胸の痛みがある場合はすぐに受診が必要です。視覚に色が変わる（黄緑色に見える）という報告もあるので、異常を感じたら医師に伝えましょう。

ジゴキシンは他の薬と相互作用しやすい薬です。特に利尿剤や抗不整脈薬、ベータ遮断薬と組み合わせると濃度が変化しやすくなります。服用中のサプリや市販薬は必ず医師に報告してください。

まとめると、ジゴキシンは心臓のポンプ機能をサポートする有効な薬ですが、正しい用量と定期的な検査が欠かせません。副作用が出たらすぐに医師に相談し、自己判断で量を増やしたり減らしたりしないことが安全に使うコツです。疑問や不安があれば、遠慮なく担当医に質問してください。