個人輸入に必須の薬監証明って何？取得手順とポイント

海外のサイトで欲しい薬が見つかったとき、まず思い浮かぶのは「届くかな？」と不安になること。実は、個人輸入でも日本の薬事法に従う必要があって、薬監証明という書類が必須です。この記事では、薬監証明の正体と、実際にどうやって手に入れるかをシンプルに説明します。

薬監証明とは？

薬監証明は、厚生労働省が発行する「医薬品の輸入に関する証明書」のこと。要は、輸入しようとする医薬品が日本で認められたもので、適正に使用できると公式に認められた証拠です。個人輸入であっても、薬剤師が監修した証明がないと税関で止められることがあります。特に処方薬や第三類・第二類医薬品は必ず取得が求められます。

取得の流れと実際の手続き

1️⃣ 医師の診断書・処方箋を用意：まずは日本国内の医師に診てもらい、対象薬の処方箋を出してもらいます。診断書には「この薬が必須である」旨を書いてもらうとスムーズです。

2️⃣ 薬剤師に相談：薬剤師は薬監証明の発行を代行できる専門業者と提携しています。信頼できる薬局に持ち込み、証明書の発行依頼を出します。

3️⃣ 必要書類を提出：処方箋、診断書、本人確認書類（運転免許証やマイナンバーカード）を揃えて、薬剤師を通じて厚生労働省へ申請します。オンラインでも対応可能です。

4️⃣ 費用と期間を確認：発行手数料は約5,000円から1万円程度。審査は通常2〜3週間かかりますが、急ぎの場合は追加料金で早めてもらえることも。

5️⃣ 証明書受領後に輸入手続き：薬監証明が手元に届いたら、海外の販売業者に提示し、正式に発送してもらいます。税関では証明書を提示すれば、問題なく通関できます。

ポイントは「薬剤師を仲介に入れる」こと。自分だけで厚生労働省に直接申請すると手続きが煩雑になるケースが多いです。

※注意点として、偽の証明書を出す業者は絶対に避けましょう。価格が極端に安いサイトは詐欺の可能性が高いです。公式の薬剤師協会や厚生労働省のリストに載っている業者を選ぶと安心です。

以上が、個人輸入で薬監証明を取得する基本フローです。手順を把握すれば、欲しい薬を安全に手に入れるまでのハードルがぐっと下がります。まずは近くの薬局で相談してみてください。